残された家族の争いを防ぐための終活情報

>

遺産相続の備えと葬儀・終活サポート

公平な分配で相続トラブルを防ぐ

終活を進めるうえで欠かせないのが、遺産に関する準備です。
自分が亡くなった後の資産は、基本的に配偶者や子ども、親戚などが相続しますが、誰にどれだけ分けるかを決めていないと、後で深刻なトラブルに発展することもあります。
相続争いは家族の関係に大きな溝を作る原因になるため、元気なうちにきちんと決めておきましょう。
その際は、可能な限り公平な分配を心がけると、相続人全員が納得しやすくなります。
また、相続するのは財産だけでなく、借金などの負債も含まれることを忘れてはいけません。
もし自分に債務がある場合は、金額や内容を明確にし、遺族にしっかり伝えておきましょう。
そうすることで、後の混乱を防ぎ、スムーズな相続手続きにつながります。

換金してからの分配が円満の鍵

宝石や骨董品などの現物資産は、時期や市場によって価値が大きく変動するため、そのまま遺産として渡すと不公平感を生む原因になります。
また、受け取る人によっては処分に困ることもあるため、思い切って換金し、現金として分配するのが望ましい方法です。
特に価値の判断が難しい品物は、信頼できる専門業者に査定を依頼し、適正な価格で売却しましょう。
最近では、店舗まで行かずとも出張買取を利用できる業者も増えており、体調に不安がある方でも自宅で手続きが可能です。
現金化したうえで遺産として分配すれば、不公平が生じにくく、相続人間のトラブルを避けやすくなります。
家族全員が納得できる形で遺産を渡すために、今のうちから準備を進めておきましょう。


この記事をシェアする